マリーンすらどうでもよかった、と書いたが、
それはマリーンがうちに来るまでのこと。
ジェニー誌に載っているマリーンを見てもさほど魅力は感じていなかったのに
1995年3月にキディランドからマリーンちゃんが届いて以来
その可愛らしさにすっかり魅了されてしまったのだ。
だがそれでエクセリーナへの興味を無くしたわけではなかった。
マリーンはエクセリーナを元に作られた、
なんてことは当時は知らなかったがそんなことは関係なく、
私にはマリーンとエクセリーナはまったく別のドールだった。
私にとってのNo.1 ドールはエクセリーナになるはず、と
信じて疑わなかった気がする。
だが気付いていようがいまいが、No.1ドールはけっきょくのところ
幻のエクセリーナからマリーンちゃんにすでに取って代わられていたのだ。
ローゼル(ハッピーカラージェニーのブルー)を買ってまだ間がない頃
大型スーパーのおもちゃ売り場でスィートジェニーを見つけた。
膝まで届く赤っぽい金髪を見て
「これもエクセじゃん、これなら植毛の必要がなくてラクだったな、こっちにすればよかった」
とちょっと後悔した。
こっちにすればよかった、と思いながら買わなかったのは
当時はエクセ含めフレンド一種類につき一人と決めていたからだ。
今思うとバカバカしいが、同じ子が二人以上いたらヘンだと思っていたのだ。
「ジェニーとジェニーエクセリーナ、どうしてジェニーが二人いるの?」と
メーカーに問い合わせる子供と同じ発想だ。
私の場合ジェニーとエクセリーナは別枠だが。
金髪のエリーがどうしても欲しくて、
ジェニーショップで安売りされていたサーカスブラボーエリーに
金髪を植毛し、もといた波紋エリーとは双子ということにした。
念のいったことにエルという名前まで付けて別人ということにしたのだった
(Ellie-i=Elle)。
一種類につき一人までのマイルールはやっぱり無理があり、
あっちゅう間にナシになった。
今はまったく気にせず欲しけりゃ買う。
ただし本当に気にいった子が手に入ればだいたいそこで物欲が止まってしまう。
例えばすごーくお気に入りのエリーゼを持っていれば他のエリーゼはいらない。
あの子がいるからもういいや、となるのだ(フレンドにもよるが)。
TOTOCOからオリジナルのエクセが出たとの情報を得た時
電話で問い合わせたのだが、仕様を聞いたら
どうも自分が欲しいものとは違うようなので購入には至らなかった。
縦ロール、と言われた気もするのだが値段が6000円台だったはずなので
貞谷紀子さん企画ではなくTO-1(通称パールなし伝説というらしい)
だったのだろうか、時期的に。
とことん欲しい仕様のエクセに縁がないと思われたのだが、
そのTOTOCOからついにドンピシャのエクセリーナが発売された。
茶まつ毛にトヨカロン・アッシュブロンドの長いソバージュだ。
すぐにTOTOCOへ走った。
エクセが欲しいと思い始めてすでに二年以上が経過していた。
TOTOCOエクセリーナ。
エクセが欲しくて欲しくてやっっっと手に入れたあの感激は忘れない。
ある意味うちの頂点のドール。
この子を手に取る時は、あの時感じた非常に高価で
得難いものに触るような感覚がよみがえる。
私にとってこのエクセは、手に取って遊ぶより
飾って少し遠巻きに眺めるためのものという感じだ。
たきもととしこさんのエクセに近づけたくて、
前髪を切り、下まつ毛の先を消して短くした。
コンプリファイルによると96年5月発売だそうだ。
95年に買った気がするのだが、記憶違いだろうか。
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