2014年8月24日日曜日

21年目のエクセリーナ・1 ―じわじわ来る巡り逢いの喜びをかみしめる―



私、よくリサイクルショップやら骨董市やらへ行くが
それもこれも「これ」を見つけたいがためといっても過言ではない。


「これ」を知ることがなかったらあるいは
ここまで人形にはまることもなかったかもしれない。


それは、そうバービーエクセリーナ。





ジェニー誌'93年秋号に載っていたたきもととしこさんの
フェルトのアンティークドレスを着たエクセリーナを見て
雷に打たれたような衝撃を覚えた。


幼い頃から夢見てきた理想の人形の顔がそこにあったから。


「何!?エクセリーナって何なの!?ジェニー?フレンド?」
その時は何も知らなかった。





昨日の骨董市へ出かけるのが数日前からなぜか非常に楽しみだった。
何か(バビエクとか初代マリーンとかレディマリアとかプティットドールリカちゃんとか)
が見つかるような気がして。


しかしバビエクどころかファッションドールの類は一つも見つからず
私は些か不機嫌になっていた。
いつものことといえばいつものことだが。
骨董市に人形があることなど滅多にない。


そしていつも行くお店には今日も人形がない。


「人形は…」「今日は持ってきてないんです。うちにはあるんですが
or別の会場に持っていってて。」という毎度の会話がもう一年以上続いていたので
いつもなら「そうですか、じゃまた来ます。」と言うところなのだがさすがに
「前回も前々回も言ってますよね?」と言ってしまった。




我慢すりゃよかったのに…大人気ねぇ、私態度悪かったろうか…。
反省しつつうろついているとテーブルにビンテージバービーを置いているお店が。
バービー、ケン、ミッヂ、スクーターでよく見なかったけど皆一万円台だったと。


バービーかぁ、と手に取りつつ周辺を見渡してみたらそっちのテーブルの
下の箱にぞんざいにジップロックに入れられたジェニー系の人形が。


ソバージュのトヨカロンらしき茶っぽい髪が見えた。
え?日本橋リカちゃん?…のわけない(日本橋リカちゃんはカネカロンだわな、
それ以前に骨董屋さんに発売から間がない日本橋リカちゃん叩き売るやつはまずいないわな)
手に取ったらバービーエクセリーナだった。


アッシュブロンドが陰にあったので茶っぽく見えたらしい。


「これいくらですか!?」
「五百円。」
「本当に五百円でいいんですか!?」←舞い上がりすぎ。


「それ何なのか教えてもらえますか?」
「バービーエクセリーナです!」
「え?それもバービーなの?」
「ええ、タカラから出た和製バービーの特別仕様で…えー…話せば長くなりますが?」
「あ、わかりました。」


他はジェフの前身のケン、タカラバービー、ジェニーかバービー、
JeNny2000の002(青白髪の18ジェニーでこ出しの方)があった。




帰ってメンテ。
初代マリーンもそうだがヘッドと腕がかなり柔らかい。
なのでヘッドを外すのは非常に簡単。
トヨカロンを洗っていいものかどうか迷ったが、
やはりそのままは抵抗があったので洗ってみた。


お湯ではなく水を使いなるべくそっと洗ってスリーブを付け自然乾燥。
どうやら大丈夫だ。


状態はわるくない。
退色はさほどしていないし髪もそう傷んではいない。
口の下に落ちない汚れがあるが目立たないので気にしない。
写ってないし。これはほくろだほくろほくろ。


十分乾いたのでボディを装着、
以前いただいたものの中に紛れていたエクセの服を捜して着せる。


本棚からジェニー誌を取り出したきもととしこさんのページを開く。
理想であったそのエクセの写真の隣に私のエクセを並べてみる。
前髪を分けて眉を出し、見比べる。


うん、よく似ている。これこそ私が欲しかったエクセだ。


そしてこの本で初めてエクセを見たときから21年経ったことに気付き
ちょっとだけ愕然とするのだ。




バービー・エクセリーナ
1984~1985年に発売されたビスクドールをイメージした
タカラバービーの高級バージョン。
このエクセはボディの構造から84年のものと思われる。



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