2013年5月3日金曜日

二代目リカちゃんについてのとりとめのない話


小さい頃リカちゃんの髪をほどいてしまったことがある。


真ん中でわけて後ろで結んだ前髪のゴムを外したら
ほどけてバラっと広がり子供の手に負えるものではなくなった。


私は「しまったー、これってほどいちゃいけないんだなー」と一つ賢くなった。





そこで疑問なのだ。
このリカちゃん、果たして誰のだったのか?


幼い子供とはいえまさか人様の物に手を出したりはしない。
これはうちの、という確信があってやったことだ。
だから近所に住むいとこや友達のリカちゃんではない。


となると私か妹しかない。
だがその頃私が持っていたリカちゃんシリーズは
お友達のパットちゃんだけだったはず。





なぜか主役よりも準主役を好む傾向があった。


黄色いドレスのタレント・パットちゃんだった。
たぶんクリスマスに親に買ってもらったものだ。


黄色が好きな子供だった。
性別を感じさせない色だからだろうか。
性的役割といったようなものが嫌いな子供だったのだ。


でも人形と人形ごっこは大好きだった。
子供なりにいろいろ矛盾を抱えていた気がする。





妹に誰のリカちゃんだったか聞いてみたが憶えていないという。
リカちゃんがあったかどうかすら憶えていないらしい。


私が妹の人形ではっきり憶えているのは
足がなく代わりに指を差し込み足にして歩かせるやつ。
とことこトコちゃん?


指を入れないと足がないわけで、本人も遊びづらそうだし
一緒にごっこ遊びをしていてもなんかやりづらい。


「なんでこれにしたの?」と聞いたら「なんでだろう…。」
妹は後悔していることがありありとわかる様子だった。





二代目リカちゃんのファンの方には申し訳ないが
私はこの頃リカちゃんが好きではなかった。


あの頃のリカちゃんは私の目には仏頂面に見えた。
鼻の下長いし。
髪型が変えられないのも嫌だった。


人形ごっこに非日常性を求めていた私に
日本人小学生のリカちゃんはあまりにも現実的すぎたのだった
(日仏ハーフのセレブだということを知ったのはもっとずっと後)。


お姫様や妖精の役が似合う前髪を垂らした長い金髪に碧眼、
リカちゃんよりもっとお姉さんで尚且つ少女漫画チックな
可愛らしい人形が欲しかった。


だが売ってなかった。
(レディ・マリアの存在は大人になってから知った。)





あの頃欲しかった理想の人形はもう手に入れた。
あの頃の私に「おまえの欲しいのはこれか?」とマリーンだのを見せたら
どれだけ「のどから手」だろうなぁと夢想せずにはいられない。





写真は復刻二代目。
あの頃のよりも少し表情が柔らかい気がする。
微笑んでいて仏頂面ではない。


ま、二代目はけっこうマイナーチェンジがあったので
私の思う「あの頃のリカちゃん」とはちょっと違ってたりする。







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